自己主張が…
日に日に強くなってきた息子。
朝から寝るまで、気に入らないことがあると、ヒーンと怒っています。
だいたいずーっとヒンヒン言ってます笑
まずは、朝のミルク。
寒くなってきたので、レンジで少し温めてからあげているのですが、レンジに入れたら早くしろとヒーン!だからと言って温めずにあげるとヒーン!
飲み終わって落ち着いたらオムツを替えてお着替えするのですが、機嫌が悪いとここでもヒーン!
その後、オモチャで遊んでいる間にわたしは着替えて朝食準備。
しかし、その間も、うまく積み木が積めないと、ヒーン!ぐちゃぐちゃドンガラガッシャーン!
自分で上手くできないと、「ア!ア!(手伝って!)」と言ってくるのですが、わたしがなかなか行かないと、「ア!ア!ッア!アアー!アアアー!ヒーン‼︎」と怒ります。
すぐ怒ります。
とにかくすぐ怒ります。
でも、すぐ直ります。
お気に入りの歌を歌うと、どんなに怒っているときでも、両手をあげてグルグルさせて、足でリズムを取り始めます。
歌とダンスが大好きみたいです。
寝るとき、子守唄を歌っていても、気に入った歌だと、寝っ転がったまま、暗闇で拳をあげてグルグルさせてます。
気に入らない歌だと、暗闇の中で、ヒーンと文句言ってます。
わたしが食器を洗っているのが嫌いみたいです。
足にしがみついて泣きます。
料理を作っているときは、つまみ食いを要求しますが、文句を言わなくなりました。ご飯を用意してるってわかってるみたいです。
でも、食器洗いでシンクに向かう行為は、彼にとって何のメリットもないから、たぶん嫌なのです。
なので最近、食器を洗った後のわたしのズボンは、膝の上あたりが、いつも息子の涙でぐっしょりです。
フランスのバス
街中まで、歩くと30分弱かかるので、たまにバスを利用します。
フランスのバスは、いや、この街の、かもしれませんが、難易度が高いです。
なぜなら、停車するバス停の事前アナウンスがないことが多々あるのです!
自分が降りるバス停の場所を明確に把握し、もう次だ!と思ったら「停車してください」というボタンを押さねばなりません。
もちろん、日本のように、念のため停車とか「通過します」というアナウンスはなく、降りる人にも乗る人もいないようなら、減速なしのすごいスピードで通り過ぎるので油断なりません。
そして、時には停車ボタンを押していても、うっかり止まるのを忘れる運転士さんもチラホラいます。
また、停車アナウンスがあっても、実際の進行状況とズレているときもあるので、たとえアナウンスがあるからと言っても安心はできません。
何度か、ズレたアナウンスに惑わされて、降り損なったこともあります。
何もかもが本当に適当!笑
あと、停車ボタンが異様に少ないです。
いや、日本が異様に多いのかもしれません。
こちらの人は、自分の近くにボタンがない時は、気軽にボタンの近くにいる人に頼むのです。「次降りたいから押してくれない?」と。
日本人みたいに、誰かに頼んで手を煩わせて申し訳ない、なんて微塵も思わない大らかなコミニュケーションがあります。
「ありがとう、よい1日を!」とお礼を言う姿は、とても清々しくて素敵です。
バスに乗っても、ベビーカーを畳む必要はありません。必ずそばにいる人が、「手伝いましょうか」と声をかけて気にかけてくれます。
日本と違うところも多いけれど、見習いたいところがたくさんあります。
ギャルドリデビューを果たしました
1歳4ヶ月の息子、9月からギャルドリデビューしました。
ギャルドリとは、保育園でも幼稚園でもない、託児施設のことです。
母親が働いていなくても、空きさえあれば入れます。
フランスでは、母親にも休養が必要という認識が広く広まっていて、こういう制度がとても充実しています。
費用は税金で賄われているので、一時間4ユーロほどです。(500円くらい)
最初は、たいてい母子分離が難しく、たいていの子は泣いてしまうので、初回は15分。
15分泣かなかったら30分、45分、1時間と時間は徐々に伸びていきます。
慣れるかは、その子次第で、初回から30分泣かない子もいれば、1年経っても15分泣いてしまう子もいるそうです。
さて、初回。
うちの息子は15分なき叫んでいました。
呼吸困難になるほどの泣きです。
先はとても長そうです。
フランスのレジにて
フランスで買い物していて、レジで何度か遭遇した場面。
商品になぜかバーコードや値札がついてなくて、レジの人に、「これいくらだった?」と聞かれるのです。
正直、あんまり値段見てなかったり、だいたいしか覚えてなかったりして、焦ります。
そんな時。
「うーん、5.5€くらいだったかなあ?」というと、「わかった5€ね!」
とそのまま言い値を手打ちするのです。
ある時は、パック詰めのハムになぜかバーコードがついてなくて、
「うーん…」と黙ってしまったわたしに、
「1.5€でいい?」と聞いて、
「あなたが良いなら…」
と言うと、1.5€ピッと手打ちして終わりです。
わたしが外国人でわけがわからないからそうなるのか、
そもそもフランス人なら、ちゃんと値段暗記しているのか、
その金額の誤差はどう処理されのか、
などなど、疑問がたくさんです。
フランスの保育士さん
9月に入りバカンスが明け、街が動き出しました。
今週から、児童館もはじまりました!
7月から2ヶ月間のバカンス、本当に長かった…!
フランスには、日本のように子連れで、しかも息子のような1歳児を連れて行けるところは、ほぼありません。
いや、わたしが住んでいる街は田舎なので、もしかしたら、パリや大きな都市にはあるのかもしれませんが。
日本では家から徒歩で行けるところに児童館があり、子どもと一緒に行けるカフェレストランもたくさんあったし、ボーネルンド等の本格的な遊び場もありました。
しかし、こちらは、児童館だけが唯一にして最大の遊び場‼︎
木曜日、久しぶりに児童館へ…。
息子は大喜びでおおはしゃぎ。
児童館は、月曜と木曜の午前中だけやっていて、ママも一緒でなければはいれませんが、一応3人くらい保育士さんもいます。
その保育士さんが、日本の保育士さんとあまりにイメージが違ってて面白いです。
うち1人の金髪(地毛だと思われます)ショートに真っ赤な口紅、黒づくめの服(革パン)、かなりハードなスタイルで、受付カウンターでコーヒーを立ち飲みしている30代半ばくらいのマダム。
はしゃいでキャーと走りながらぶつかってしまった息子は、見上げて一瞬ビクッとしてました笑
優しい笑顔で頭を撫でてもらったのに、固まって眉間に皺をよせる息子。笑
本当に自由の国だなぁと思います。
こどもはすごい
息子といると、子どもはすばらしいな、といつも思います。
お父さんとお母さんが笑っていて、そばにいてくれたら、それが一番の幸せなんです。
自分はなんでもできるようになる!と信じていて、ひたむきに努力します。(テーブルの上のものを掴んだり、それはたいていわたしにとっては困ること)
何かができるようになる喜びを知っているのです。
とても、シンプルです。
人間って、最初はこんなに大事なことをちゃんとわかっていたはずなのに、いつ忘れてしまうのでしょうか?
わたしが今何かにチャレンジしようとしても、リスクがまず頭に浮かぶし、できるようになるメリットが思い浮かばなければ、努力するのが惜しいとすら思ってしまいます。
できることなら、息子にはこのまま、興味あることに飛び込み、没頭して、ときめきながら、大切な人の笑顔を糧にするような一生を終えて欲しいな、と思わずにはいられません。