息子のごはん②1歳2ヶ月 フランスの同じ月齢の子の食事とは

先日の小児科専門医の先生に診ていただいた際、食事の指導もしていただきました。

とはいえ、日本人とフランス人では、体質も文化も違うので、この月齢の子の食事について参考までに、という感じで強制的ではなかったです。(話によると、フランス人にはなかなか厳しい指導をする先生で有名なんだとか)

 

伺った1歳2ヶ月のフランスの赤ちゃんの食事例は下記の通りだそうです。

 

※2歳になるまで、500mlの乳製品を要摂取。

うち240mlはミルク(牛乳は与えてはいけない)、残りは乳児用ヨーグルト、チーズなどで良い。

 

<朝食> Lait de croissance (成長過程のミルク) 240ml

      ビスケットまたは食パン

 

<10時のおやつ>  フルーツジュース、ビタミンD

 

<昼食>  野菜と肉、または野菜と魚、または野菜のみ 

       を潰したものをスープスプーン3杯分(野菜のうち1/3はじゃがいも)

      

      肉または魚または固ゆで卵の黄身の部分

       を潰したものをコーヒースプーン3杯分。 

       (卵は白身を捨て、月に2回程度にする)

 

       デザートに乳製品+コンポート(潰した果物)

 

<16時のおやつ> 乳製品、コンポート、焼き菓子又はビスケット

 

<夕食>   Lait de croissance(成長過程のミルク)240ml

       

       野菜のペースト、または幼児向けのスープ、

          または野菜を潰したものをスープスプーン3杯

       

       チーズとバターをひとつまみずつ

    

      デザートに乳製品、コンポートまた潰した果物

 

また、腸に負担がかかるので、インゲンや豆類は控えること、とキャベツやカリフラワーなどのアブラナ科(なぜかブロッコリーはいいらしい)も食べさせないよう、とのこと。

 

なかなか衝撃的でした。

フランス人、1歳過ぎてもつかみ食べしないの〜!

つかみ食べできるのってチーズとビスケットくらいじゃ・・・。

そしてさすがに乳製品取りすぎでは。

 

うちは、もう大人が食べるものを、柔らかくしたり刻んだりしてあげていたので、全然違うなぁ。日本の小児科の先生も、なんでもあげていいと言っていたし、どうすればいいのか....。

 

しかし、そういえば納豆はウンチにそのまま出てきたりしていたし、豆類が腸に負担がかかるのは確かにそうなのかもしれない。

こちらでは、奥歯が生えるまでは、ミルク中心で、徹底して柔らかい食べ物しか与えないんだなあ。

日本ではつかみ食べが発達上大事だと、いわば洗脳的に言われて、鵜呑みにしていたけど、離乳食はもう少しスローペースで良いのかもしれない、などなど、色々参考にはなりました。

 

これだけバシっと決められていると、迷わなくて済むのが羨ましいい気もしました。

共働きが当たり前のこの国では、一歳までに保育園に入る子がほとんどだから、ママが準備するのは朝夕のミルクとコンポートだけ。

しかも液体ミルク!

 

日本で離乳食の進みが悪くてすごく悩んでるお母さんがたくさんいたけど、その子その子のペースがやっぱりあって、奥歯が生えてくる頃に食べられるようになればいいなら、かなり余裕を持って取り組める気がします。

 

まだ一歳に満たない赤ちゃんが離乳食食べないとか、なかなかつかみ食べしない、と悩んでいる日本の全てのお母さんに、このこと伝えたい!!

 

フランス、子育ても離乳食もなんだか楽だなあ。

みんな子供たくさん産むはずだなあ。

 

日本の食材(しらすや桜エビとか)が手に入るわけでもないし、多少は乳製品の力も借りるか、と離乳食売り場を見に行って、色々試してみることに。

基本は、今まで通り、ご飯とお味噌汁だけど、時々はパンも食べさせたり、ミルクに頼ったりコンポートも食べさせてみよう。

日本では、卒乳しても特にミルクを飲ませるようには言われなかったけど、こちらの赤ちゃん用のミルクを牛乳代わりにあげてみることにしました。(その過程に必要な栄養素が入っているらしい。)

 

そして、焦って完全食に向かわせずに、野菜や果物は、気持ち柔らかめにしようかな。

 

フランスのベビーフードコーナーのレポートはまた今度!