子育てとは

最近、わたしはとても打ちひしがれている。

 

息子に、ダメ、と言わなければならないことが、あまりに多いからだ。

 

例えば、食事中、テーブルに足をのせる息子。

食べ物で遊ぶ息子。

コップの水を飲まずにブクブクする息子。

絵本の上に乗る息子。

洗濯物を床に撒き散らす息子…。

 

理由は、行儀が悪いから、そういうものだから、片付けが面倒だから、等色々ある。

今のうちから躾をしないといけないとも思う。

 

でも、ただ、息子は知りたいだけなのだ。

大人の常識を超えて、ただ、そうしたらどうなるのか、どんな気持ちになるのか、ママがどんな顔をするのか。

ただ、ただ、好奇心の赴くままに。

 

たまにふと、わたしは息子の好奇心や知的欲求を、ただの常識で摘み取る、ロクでもない存在に思えて仕方がなくなる。

つまらない大人になって欲しくないのに、自分の常識を押し付け、枠にはめようとしている。

 

この枠を取っ払って子育てをすると、逆にロクでもない大人ができるのだろうか?

 

難しいな、といつも思う。