フランスのバス
街中まで、歩くと30分弱かかるので、たまにバスを利用します。
フランスのバスは、いや、この街の、かもしれませんが、難易度が高いです。
なぜなら、停車するバス停の事前アナウンスがないことが多々あるのです!
自分が降りるバス停の場所を明確に把握し、もう次だ!と思ったら「停車してください」というボタンを押さねばなりません。
もちろん、日本のように、念のため停車とか「通過します」というアナウンスはなく、降りる人にも乗る人もいないようなら、減速なしのすごいスピードで通り過ぎるので油断なりません。
そして、時には停車ボタンを押していても、うっかり止まるのを忘れる運転士さんもチラホラいます。
また、停車アナウンスがあっても、実際の進行状況とズレているときもあるので、たとえアナウンスがあるからと言っても安心はできません。
何度か、ズレたアナウンスに惑わされて、降り損なったこともあります。
何もかもが本当に適当!笑
あと、停車ボタンが異様に少ないです。
いや、日本が異様に多いのかもしれません。
こちらの人は、自分の近くにボタンがない時は、気軽にボタンの近くにいる人に頼むのです。「次降りたいから押してくれない?」と。
日本人みたいに、誰かに頼んで手を煩わせて申し訳ない、なんて微塵も思わない大らかなコミニュケーションがあります。
「ありがとう、よい1日を!」とお礼を言う姿は、とても清々しくて素敵です。
バスに乗っても、ベビーカーを畳む必要はありません。必ずそばにいる人が、「手伝いましょうか」と声をかけて気にかけてくれます。
日本と違うところも多いけれど、見習いたいところがたくさんあります。