ビズ

フランスでは親しい人にはほっぺとほっぺを合わせて、チュっとする’ビズ’という挨拶をします。

挨拶だけでなく、子どもがと頭を打って泣いたりしていると、ヨシヨシとなでるのではなく、チュチュと患部にキスをしてなぐさめたり、日常のあらゆる場面でチュッチュっとしています。

 

おそらく、ギャルドリーでもしょっちゅうビズをされている息子。

 

最近わたしのほっぺにチュっとしてくるようになりました。

すごく嬉しそうに唇をすぼませているので笑えます。

ハグやキスを頻繁にする生活なので、日本に帰ったら浮いた子どもになりそうで心配です。

増えた言葉達

息子の言える単語がまた増えました。

少し前まで、本当にしゃべるようになるのだろうか?と半信半疑でしたが、毎日少しずつ単語が増える様子を見ていると、2歳過ぎたら話しはじめるというのは本当かもしれないと思うようになりました。

 

最近増えた単語

 

め(目)

たいたい(痛い)

ベッ(ベッド)

オーバー(Au revoir :さようなら)

ジュブー(je veux :欲しい)←おやつや食べ物をいる?と聞くと欲しいときジュブーと言います。

 

1歳10ヶ月にしては、物足りない感じもありますが、日本語とフランス語2つ同時に覚えていると考えると、がんばっているのではないかと思います。

 

また、色々なことに更に理解が進んでいます。

わたしが、「トイレ行ってくるね」というと、自分のお腹を押さえて「タイタイ?(痛い痛い?」と聞いてきたり、ダメっと言ったことは、あまりやらなくなってきました。

 

こだわりや主張が増えて、大変なこともありますが、人間同士のコミュニケーションがとれるようになってきて、息子との毎日がずいぶん楽しく面白く感じています。

 

ノンノンノン

息子が、あっぱ(葉っぱ)、ハチ(蜂)、あい(蟻)と言えるようになりました。

拙い発音がとてもかわいいです。

 

思いがけず何かを落としたり、おもちゃが崩れたりしたら、「わー!」と言うようになりました。

 

そんな中、今週末、息子の言葉が衝撃的な進展を遂げました。

 

イヤイヤが増えてきた息子、なんでもヤイヤイヤイヤーと言っていたのですが、昨日くらいから、ノンノンノンノンノンー!と言うようになりました。恐らくフランス語です。

 

おかわりを要求するときは、ンコー!と言う時があり、なんだ?と思っていたのですが、もしかしたらencore (オンコー「もっと」という意味のフランス語)なのかもしれません。

 

いよいよ息子が小さいルー大柴になる日が近づいています。

あちっ!

息子、言葉の発達は少しずつですが、最近は、短い言葉をよく発します。

息子が好きなのは、

 

アチっ!(熱い)

アリ?(あれ?)

ヨシっ!

 

です。ぬるいスープでも、一回はアチっといいます。冷たいヨーグルトを食べる前も、一応アチっと言って、大げさにフーフーしてから口に運びます。

この間は、雪を触ってアチっと言っていました。

 

朝起きて、お父さんがいないと、アリ?アリ?と言ってアチコチ探します。

 

わたしが車を運転しながら、シートベルトよし!歩行者ヨシ!と掛け声をかけると、後ろのチャイルドシートからも、ヨシっ!と一緒に言ってくれます。

 

イヤイヤが増えてきた息子ですが、指切りげんまんが大好きで、事前に約束して指切りしておくと、ぐずらずにお昼寝したりお風呂に入ったりしてくれます。

 

今しか聞けない息子のかわいい言葉をいつまでも覚えていたいです。

未来を想像する力

日に日に、色々なことへの理解が深まっている息子です。

 

ギャルドリーに預ける瞬間、少しグズグズしているときは、

 

ギャルドリー終わったらお家に帰ってお母さんとご飯食べて、お母さんとお昼寝しようね」

 

と終わった後の楽しいことを話すと、納得してくれるようです。未来を想像する力がついて、例えば公園に遊びに行って帰りたがらないときも、帰ってオヤツ食べるよ、と言うと一目散に帰り支度をするなど、楽な場面が増えてきました。

 

ところで、先日ギャルドリーに迎えにいくと見慣れない服を着せられていました。

先生に聞くと、濡れたから着替えさせた、とのこと。

ちなみに、フランスではギャルドリーでも保育園でも、オムツの替えも着替えも持っていく必要はありません。(ギャルドリーはご飯やオヤツは持参)

 

なんか濡れるような遊びをしたのかな?と家に帰って濡らしたという服を見てみると、腕から上半身びっしょりでした。

 

ああ、これはきっと、あれだな…と暗い気分になりました。

 

ギャルドリーには小さい子用の小さいトイレがあり、由宇はそこに手を入れて遊ぶのが好きなのです。

ついにトイレの存在に気づいたんだな、これはこれから毎回濡れて帰ってくるな、と暗澹たる気持ちになりました。

 

それから次は、コンセントというコンセントを抜いて回るでしょう…。

おもちゃ箱をひっくり返して、箱に入りたがるでしょう…。

少しずつ、ギャルドリーでも地が出せて来ているのは喜ばしいことですが。

 

先生も目が離せなくて大変だろうなあ〜笑

あいっ!

世の中には、怒らない育児を実践している仏のような親御さんもいるらしいけと、どうしてもわたしには無理なので、嫌なことをされたら本気で怒っています。

 

育児書にはダメとか言ってはいけないと書いていましたが、されて嫌なことを、どうして我慢できるのかさっぱりわかりません。

それが例え1歳児であっても。

 

危ないことや、されて嫌なことをしたら、

「コラー!そんなことしちゃダメでしょ!!」

 

と怒るのですが、

息子は最近、わたしにそう怒られると、

「あいっ!」

とすごくいい返事をしてかわすことを覚えました。

 

あいっ!と言われると、

「うぐ、、わかったんならいいよ…」

とその先にが続きません。

 

このほか、

「あれ?あれ?」

と、自分がやったことなのに、いかにも意外そうに首を捻って難を逃れるというワザもあります。

 

今夜も、お風呂のあと浴室を片付けていると、二階の階段の柵の間から、寝室に置いてある絵本を、一階に向かって投げて遊んでいるのを発見。

 

わたしは絵本を踏んだり、投げたり、ぞんざいに扱われるのが、生理的に許せない(&片付けるのも面倒だし)ので、思いっきり

 

「こらー!ダメでしょー!!」

と怒ると、

「あいっ!」

 

と言って逃げて行きました。

やはり、そう言われると、もう怒れません。

 

だんだん知恵がついているな、と思います。