あれは怒ってた。
日本の幼稚園に行きはじめた息子。
言葉の通じない海外にいたせいか、怖い母に育てられたせいか、まわりの状況をよく見て頑張っている様子。
時々怒られる子がいるらしく、先生が怒ったらすごく怖いんだよ、だから僕怒られないように注意してるんだーと言っています。
フランスの先生も怒ってたでしょう?どっちが怖い?と聞くと、
そりゃ、日本の先生だよ、フランスの先生は注意してたけど、怒ってはなかったよ、日本の先生は怒ってるんだよ!と。
よくわかってるなーと感心すると共に、日本の幼稚園の様子を聞くとなんとも言えない気持ちになります。
ちなみに、私の様子がおかしいと、
「ママ怒ってるの?イライラしてるの?それとも疲れただけ?どれなの?」
と聞いてきます。自分自身にも、なんとも言えない気持ちになります。。。
ホラー絵本
日本に帰ってきて、1番に行きたかった場所。
図書館に息子と行き、1人6冊借りられるので、さっそく12冊絵本を借りました。
その中に、「こねこのチョコレート」という絵本があり、寝る前にさっそく読みました。
絵本のストーリーは、4歳の女の子が、弟の誕生日プレゼントに買った8粒のチョコレートを我慢できずに夜こっそり食べてしまう話だったのですが、女の子が一粒目のチョコを食べた時点で、顔を手で覆い恐怖に震える息子。笑
女の子が2粒目を食べると、布団をかぶって悶絶。
結局、女の子は全部のチョコを食べてしまい、翌日の弟の誕生日会にて空のチョコレート箱が発見され、女の子の犯行が白日の元に晒されるのですが、そのページは直視できず、私の肩越しからそっと盗み見ていました。
結果はハッピーエンドだったのですが、その時も息子は放心状態。
読み終わったら、なんか疲れたね、、と言ってすぐに寝ました。
なんとも気の小さい息子です。
ママはどうやったら
この12月で日本に帰ることになりました。
海外からの引っ越し準備は本当に大変で、毎日涙目、いや鬼の形相になって作業していました。
そんな時、息子が、「ねえ、ママはどうやったら笑うの?」と聞いてきました。
「ボク、ママが好きなんだよ、だから笑って欲しいんだけど」
余裕がなかった自分を反省しました。
心配しないでね
息子が寝る前ベッドの中での会話。
「ママ、ボクが、5歳になって6歳になって、7歳になって、8歳になって、9歳になって…」
私(話長いな…)
「それから、もっと大きくなったら、ママ、泣いちゃう?寂しくて泣いちゃう?」
私「うーん、そうだねー、○○が大きくなったら嬉しいけど、寂しくて泣いちゃうかもね」
息子「ママ、大丈夫だよ、ボク5歳になって、6歳になって7歳になって、8歳になって、9歳になっても、ずーっとママのこと、大好きだから。ずーっとずーっと大好きだから、心配しないでね」
今日も息子は天使でした👼
やられたら、やりかえせ!
息子、幼稚園で時々強い子から嫌なことをされて、泣いてしまうみたいです。
今日、叩かれたんだよ、髪を引っ張られちゃったんだよ、とよく言ってます。息子は暴力的なことができないから、されるがままになっているのが目に浮かびます。
「やめてって言ってもやめてくれなかったら、やり返してもいいんだよ!やられたらやりかえせ!」
と言うと、
「え、お友達に嫌なことしたら僕が先生に怒られちゃうじゃん」
と冷静な返し笑
「うーむ、、たしかに…どうしたものか...」
仕方がないので、
「彼は僕に嫌なことをした」「彼は悪いことをした」「彼は意地悪だ」「僕は〇〇が痛い。彼にやられた」というフランス語を伝授しました。
これで先生に言いつけてやれ!と鬼の形相で教える母(私)
息子は最初は武器を得て嬉しそうでしたが、だんだんお友達がかわいそうになってきたみたいで、
「でも、〇〇くんも優しい時もあるんだよ、嫌なことされても、〇〇くんがだいすきなんだ」と必死に庇うように。
親バカですが、本当に心優しい子です。
繋がってる②
息子、すっかり元気になり、幼稚園に通っています。
夕食の時、息子がふと、
「ママ、心ってどこにあるの?」
と聞いてきました。うーむ、難しい!
胸のような気もするが、頭の中のような気もする。
でも、やっぱりわかりやすく、胸のあたりと教えました。嬉しくて胸がドキドキしたり、悲しくて胸がキューッとしたりするから。
ここだよ、と教えると、「じゃあ僕が幼稚園に行っているときは、僕のココとママのココが繋がってるんだね」と笑いました。
この間の離れていても心が繋がってる、話したのが思った以上に彼を勇気づけているようです。